2016年度定例交流会

平成28 年度定例交流会報告
定例交流会が、平成28 年11 月12 日（土）にホテルメトロポリタン仙台にて開催されました。
今回は、津田塾大学同窓生で現在は東北大学大学院情報科学准教授の長野明子様（英大49）
を講師にお招きし、総勢13 名で有意義な時間を過ごしました。
定例交流会では総会が開催され、及川支部長より今年5 月に開催された同窓会総会、講演、
支部長会について報告がありました。次に、来年度仙台支部の活動計画、並
びに事務局の業務見直し等の議案について、ご出席の皆様からご承認をい
ただきました。続いて、長野様より、“英語
の派生形態論と転換”をテーマに講話をし
ていただきました。津田塾での日々と一番
つながりの深い内容をテーマにお決めく
ださったそうです。
お話しの主旨は、“レキシコン”という母語話者の頭の中に
内在する語の集合についてで、ゲルマン語系語彙の層とロ
マンス語系語彙の二重構造をなしているという、大変興味深いお話しでした。次に、英語史の
流れに沿ってこの二重構造を概説されました。英文科卒の出席者は津田で
の研究を回顧し、懐かしい先生方のお話に盛り上がりました。他方、他学科
卒の出席者は初めて津田英語の真髄に触れ、その新鮮さと奥深さを実感し
ました。出席者一同が世代を超えて、学生時代に戻ったかのようなアカデミ
ックな時間を過ごすことができました。
昼食時の懇談では、自己紹介、近況報告をしました。東日本大震災から5 年
が経過し、未解決の課題が山積する現状と復興までの長い道のりを改めて
痛感しました。初めてご参加の方もいらっしゃり、交流の輪が広がりました。
最後に長野様からのメッセージ、“津田で過ごした時間は宝物！”に皆で共感し、Alma Mater
を斉唱して閉会しました。

来年度定例交流会の予定
日時 平成29 年11 月18 日（土） １１：００
場所 ホテルメトロポリタン仙台