投稿日:2025.06.26
佐賀・長崎支部総会の報告
コロナ禍で延期していた佐賀・長崎支部総会を6月8日に開催しました。
津田塾大学同窓会助成事業となります。
戦後80年の節目の今年、被爆者で医師の朝長万左男先生をお招きし、「原爆被爆80年人体影響と非人道性」というテーマでご講演いただきました。
朝長先生は核廃絶地球市民集会ナガサキ代表、長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)客員教授、長崎県被爆者手帳友の会会長。
1943年長崎市生まれ。長崎大学医学部教授(血液内科)、日赤長崎原爆病院院長などを歴任。
「核戦争防止国際医師会」(IPPNW)のメンバーとして、核廃絶運動に積極的に関わっておられます。
昨年のノーベル平和賞に日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会が選ばれた際には、ノーベル委員会から依頼を受け、授賞式に出席されたほか核廃絶のための方策を議論するフォーラムへ出席されました。また、近年、米国と英国市民(特に若者)との核兵器についての意見交換活動を実践され、被爆80年の今年、国内外で核兵器の非人道性について、医学的立場から発信を続けておられます。
朝長先生のお話を聞いていただく折角の機会ですので、同窓生のみなさまにはOG-Talkでオンライン参加を呼びかけました。
オンラインには日本国内だけではなく、海外からの参加者もあり、「被爆80年核の問題を共有し、平和のために何ができるか」という論点で、活発な質疑応答があり、有意義な2時間を過ごすことができました。
佐賀・長崎支部支部長 梅田和子