お知らせ

インド大使館訪問のご報告

2021年12月3日インド大使公邸訪問

12月3日、天気にも恵まれ、インド大使公邸を訪問しました。
高田馬場駅からほど近い都心にありながら、緑深い広大な敷地の中に佇む公邸は、南部藩下屋敷があったところで、敷地の一角には鳥居や神社も残されております。
正門から長いアプローチを上がり、玄関を入るとインドのお香とシヴァ神の像、ガネーシャ神の絵に迎えられ、たちまちインドの世界へといざなわれます。グンジャン大使夫人の温かな笑顔のお出迎えに続き、サリーに身を包んだご婦人がたにビンディと呼ばれる第三の目を眉間につけていただくと、インドに来ているような錯覚にとらわれます。
たくさんの絵画やインドの置物で飾られたゴージャスな部屋を二つ抜けて、会場となる広いリビングへ。庭に面した大きなガラス戸からは手入れの行き届いた庭園が見渡せます。
いよいよ開会。大使夫人からの挨拶は、津田塾大学の歴史や卒業生の活躍が織り込まれ、入念にお調べになった心温まるスピーチであり、心打たれました。また、飯野会長のお礼の挨拶では、こうした交流こそ津田梅子が重きを置いた国際的絆につながると述べられ、コロナ禍の中で何度も延期をされたことに対するご理解とご協力への感謝の言葉がございました。
この日のために早くから大使館員の奥様がたが準備を重ねてこられたプログラムは、同窓会からの要望を受けとめて、インド舞踊、インド式ヨガのポーズと呼吸法、スパイスの話、ヴェーダ数学による計算法、民族衣装サリーの着付け...と盛りだくさん。どれも専門的知識のある担当者を決めて、より良い内容となるように工夫を重ね、心を込めて準備をしてこられたのがよくわかりました。インド特有の文化に触れ、今回のプレゼンテーションに触発された参加者も多かったことと思います。
特に、数学に関しては、世界最先端のIT産業を支えているインドの秘密を垣間見た気がいたしました。また、スパイスの効能やヨガの呼吸法を学びながら、それらがインドの人々の生活を支えているように思えました。
色彩豊かなサリーの着付けのご紹介の後は、バルコニーに出て緑あふれるお庭を眺めながらハイティーをいただきました。大使館関係のご婦人たちと同窓生たちとの楽しい歓談のひと時となりました。
忙しい公務の合間を縫って、ヴァルマ大使がわざわざ千鳥ヶ淵の大使館からご挨拶に駆けつけてくださったことにも大変感激いたしました。
何と充実した時間を過ごさせていただいたことかと、大使ご夫妻や大使館のスタッフの皆様のおもてなしに感謝の気持ちでいっぱいになりました。参加した30名のどなたの顔も温かな気持ちと喜びにあふれていたように思います。

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