(受付は締め切りました)2023年12月16日（土）国際社会勉強会「神川松子における内なる国際関係」（ハイブリッド開催）

多文化・国際協力学科の卒業生を今年度より新たに迎えた同窓会は、「国際関係勉強会」を「国際社会勉強会」に改称しました。
2023年度国際社会勉強会は、南塚 信吾先生（歴史学者、元津田塾大学助教授、千葉大学・法政大学名誉教授）にご講演いただきます。同窓生の皆様のご参加をお待ちしております。


「神川松子における内なる国際関係」
＜講演要旨＞
津田梅子の２０年後輩になる神川松子（１８８５～１９３６年）。方向は違ったが、同じく、女性の社会的地位の向上のために活動した。その二人とも国際的な経験をする中で、意識を高めた。ただし、松子は外遊をしたことがなく、主に国内で知的刺激を受けて、「内なる国際関係」の下で、自覚を高めていった。
講義では、
（１） 平民社時代（１９０３－０５年）
（２） 『世界婦人』時代（１９０７－０８年）
（３） 台湾時代（１９０９－１４年）
（４） 文筆活動期（１９１４－２０年）
（５） 生産協同組合・測機舎時代（１９２０－３６年）
について、松子の活動を追い、その時々にどのような「内なる国際関係」から刺激を受けていたのかを探ってみたい。