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募金終了の御礼(110周年記念事業)

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募金終了の御礼

津田塾大学創立110周年記念事業募金 

東日本大震災の地震、津波、原発事故の国難は、まだ厳しい状況が続いております。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

2007年10月に始まった母塾の創立110周年事業募金は、今年3月末日をもって無事終了いたしました。お陰さまをもちまして、大学の募金目標額3億円のうち2億2,566万9,641円の御協力を得ることができました。そのうちの約80%が同窓生関係であり、このことは、同窓生の皆様の母塾に寄せる熱い思いの顕れと存じます。募金開始後間もなくは、応募状況も厳しく、果たして目標額をどのくらい達成できるのか懸念しておりました。2009年以降は、千駄ヶ谷キャンパス(津田塾会跡地)の有効利用への期待を籠めて、より一層の募金協力のお願いをしてまいりました。この間の度重なるお願いは、この厳しい経済状況の中、同窓会としても大変心苦しく恐縮に存じながらのものでした。

専門29回1931年ご卒業の方から昨年春2010年ご卒業の方まで3,376人の同窓会員が御協力くださいました。特に、御高齢にもかかわらず多数の大先輩の御応募を賜ったことには胸を打たれました。例えば、年金の利息を自動的に母校へ寄付することができるようなシステムを作れないかと大学にお申し入れされた方がありましたことには、母校への思いの熱さに深い感動と感銘を覚えました。3月末募金終了にあたって、ご報告かたがた、ここに改めて衷心より御礼申し上げます。

後日大学から詳細な報告があると存じますが、趣意の一つである7号館の建設は完了し、早速教育研究の場として大いに活用されていると伺っております。立派に完成した7号館の建物と設備の中で行われた、昨年の記念式典に参列した会員は、その活用場面の一端に触れて、一人ひとりの力はささやかであっても、この110周年記念事業にいささかでも貢献することができたことに、深い誇りと喜びを覚えました。同窓会は、母校が創立者の理念“all-round womenの養成”を堅持しつつ、より一層発展されることを切に願っております。また、同窓生の皆様とともに千駄ヶ谷キャンパスが、母校の21世紀の新たな発展の礎となるよう有効に利用されることを祈念したいと思います。

皆様本当にありがとうございました。
津田塾大学同窓会会長
久 保 内  総 子

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